合気道の技で実感、身体能力を上げる心の使い方 強い力は不要、コツをつかめば誰でもできる
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緊張や不安、喜怒哀楽に振り回される日々はもう終わり。人間関係、周囲の雑音などの環境に左右されない。「自分基準」の“絶対的”な生き方へ――。
「人生終ったかも……」防衛大入学直後に心が折れかけた「のちの陸将」は、どうやって自分のメンタルを鍛えたのか? 2016年熊本地震の災害派遣を指揮した元陸将、小川清史さんが教える一生使える心のトレーニング法『どんな逆境でも、最高のパフォーマンスを発揮する 心を「道具化」する技術』から、一部抜粋してご紹介します。
うまくできれば無駄のない洗練された動きに
心を使わずに体だけで無意識に動き出すと、余計な動きがあちこちに出てきます。一方、心の中で先にイメージによって体を動かしておけば、そこに実際に体を一致させるだけなので、余計な動きがなくなり、より洗練された動きになりやすくなります。
要は、うまくできるようになると、動きにブレがなくなるというわけです。
これは不思議な話でも何でもなく、実は武道や格闘技などでも一般的に使われている技術です。
実際に体を動かすよりも先に心によって体を動かしておく(次の動作をあらかじめイメージする)と、無駄な動きがなくなるぶん、動き出しがスムーズになります。武道や格闘技の世界でいうところの「起こり(予備動作)」がなくなるのです。
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