教室「暑すぎ問題」解消、断熱ワークショップとは 生徒自身がDIY、「勉強に集中できる」効果実感
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(写真提供/エネルギーまちづくり社)
「岡山は夏にエアコンをつけても効きが悪く暑いという夏型、白馬は冬の寒さが厳しく、ストーブがあっても教室の温度ムラがひどいという冬型の例でした」と竹内さん。
その後も島根・津和野、神奈川・藤沢、静岡・焼津、岩手・一関、千葉・流山など、全国各地で30件ほどの学校断熱ワークショップが行われ、この夏には長野・飯山の中学校でも開催が予定されています。
岡山県津山市の小学校での学校断熱ワークショップダイジェスト動画(つやま断熱ネットワーク)
学校での断熱ワークショップは、地域の工務店の協力のもと、2~3日にわたって開催されます。
主な工程は、冬型の学校の場合
●天井に断熱材を入れる……天井の一部を剥がして、中にグラスウールを敷き込んで並べていく
●内窓を設置する……窓の内側に窓枠とレールを追加。ガラス部分は樹脂製ポリカーボネートなど
●壁に断熱材を入れる……窓まわりの壁に木製の下地をつけて断熱材をはめ込み、木材やベニヤ板を張る
夏型の学校では、上記に加え、熱気を逃す換気扇を取り付けたりしています。
全国で学校教室の構造はほとんど同じなため、どこでも同じような断熱改修ができるというわけです。
断熱ワークショップの意義は?
「学校は子どもたちが心身を育む大切な場所です。DIYでの断熱改修はゴールではなく、本来は公共工事でやるべきこと。だけど、まずはみんなでやってみよう、そしたらこんなにも変わるよねっていうのを実感してもらうために、ワークショップという形式をとっています」と竹内さん。
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上田高校での断熱ワークショップ時の様子(写真提供/エネルギーまちづくり社)
![断熱材](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/f/3/570/img_f341a063e915bf4af91a81f852243c3b214140.jpg)
断熱材を入れている様子(写真提供/エネルギーまちづくり社)
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