教室「暑すぎ問題」解消、断熱ワークショップとは 生徒自身がDIY、「勉強に集中できる」効果実感

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断熱ワークショップ
学校の断熱改修ワークショップが全国に広がっています(写真提供/エネルギーまちづくり社)
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「学校の教室は、暑くて寒い!」「エアコンや灯油ストーブがあっても、無断熱の建物では効きが悪く、快適とはほど遠い」……。そんな環境を改善するため、冷暖房エネルギーを減らすため、そして気候変動を自分ごととして考えるために、学校の断熱改修ワークショップが全国に広がっています。

当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

その先駆者である建築家の竹内昌義さんに、断熱ワークショップの意義、そしていま注目する動きや今後取り組むべき課題について、話をうかがいました。

日本初の学校断熱ワークショップ

低燃費なエコハウスやゼロエネルギーの建物デザイン、エコタウン構想の策定などを通じて、エネルギーを使わない豊かな暮らしを目指す、エネルギーまちづくり社の竹内昌義さん。

エネルギーまちづくり社 代表取締役 竹内昌義さん(写真提供/エネルギーまちづくり社)

古民家や学校の断熱改修ワークショップにも力を入れ、脱炭素社会に必要不可欠な建物の断熱化の大切さを伝えています。

学校の断熱改修をDIYで行う「学校断熱ワークショップ」は、竹内さんが講師となり、2019年に岡山県津山市の小学校で、全国初の試みとして行われました。

小学校が舞台ということで、当時の参加メンバーは地元の建築士などの大人たち。その取り組みを長野県の白馬高校の生徒が知り、「教室が寒すぎるからなんとかしたい」と竹内さんに直談判。翌年には白馬高校で、今度は生徒たちが中心となった断熱ワークショップが開催されました。

白馬高校での断熱ワークショップの様子(写真提供/エネルギーまちづくり社)
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