京王井の頭線「渋谷の隣」神泉駅の不思議な風景 トンネルを一瞬だけ出てまた入る駅周辺の地形
渋谷と吉祥寺という、ともに若者が多く集まる東京のターミナルを結ぶ京王電鉄井の頭線。地上2階にある渋谷駅を出ると、列車はすぐにトンネルに入る。
ところが次の神泉駅の手前で、一瞬だけトンネルを出る。そこには踏切があるぐらいで、地上区間の長さは10mほどしかなく、再びトンネルに入って神泉駅に着く。
ちょっと変わった風景
各駅停車は速度を落としてこの区間を通るので、一部始終をゆっくり眺めることができるが、下北沢駅まで止まらない急行の車窓は、初めて乗る人にとっては不思議な光景に映るだろう。
このちょっと変わった沿線風景は、周辺の地形と関係がある。渋谷は名前のとおり谷の底に駅があり、井の頭線が進む西側には道玄坂があり、坂を登ったあたりは渋谷区円山町だ。円山町の区域はトンネルの出口のあたりまでで、神泉駅は神泉町にある。
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