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「コロナウイルスワクチン」は本当に有効だったか 次のパンデミックに備え検証するときが来た

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予防できる──。そう信じて接種した新型コロナワクチンの有効性はいかに。

ワクチン接種を受ける岸田文雄首相
7回目のワクチン接種を受ける岸田文雄首相(2023年11月10日、写真:時事)

特集「不安につけこむ「医療情報」の罠」の他の記事を読む

人の命を左右することもある医療情報。SNS上では私たちの不安につけこんだ、根拠に乏しい情報があふれている。本特集のタイトルは「不安につけこむ『医療情報』の罠」。何を信じ、何を疑えばいいのか。

新型コロナワクチンの全額公費による接種は、この3月末で終了した。

首相官邸が4月に公表したところによると全国民の8割が2回以上接種し、7回まで接種した人は1753万人超に上る。

コロナワクチンのベネフィットは、端的にいえば感染や重症化の予防効果だ。

厚生労働省の公表データによると、ファイザー製ワクチンの有効率は臨床試験で95%とされている。何もしなければ100人発症するところ、95人の発症を抑える効果だ。同じくモデルナ製の有効率は94%とされた。

ワクチンの有効性に陰り

接種が始まった当初は、感染予防や重症化予防の有効性が見られた。しかし、コロナウイルスは武漢型からアルファ型、東京型、ベータ型、ガンマ型、デルタ型、オミクロン型とワクチン予防網をすり抜けるように変異を繰り返した。オミクロン型が流行する頃からは、ワクチンの有効性に陰りが生じる。

そして、心筋炎や心膜炎といったワクチンの副反応にもスポットが当たるようになった。こちらはワクチンのリスクだが、厚労省の審議会は2021年10月、副反応について次の見解を出した。

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