「時間のムダ」意味ない会議が生まれる根本的原因 議論の前に「良い会議」を定義できていますか?

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確かに、会議の場にファシリテーターがいなくても、会議が進行することはあるし、しっかり議論ができて、議論したかいのある結論が出る場合もあるでしょう。

そのため、一般的なファシリテーターに対するイメージは、「会議にいたほうが良さそうだけど、どうしても必要なわけではない」という程度じゃないかと思います。

しかし、それに対して、あえて言いたいのは、会議において、ファシリテーターは必須だということです。厳密に言えば、これからもっともっとファシリテーターという役割は必須になっていくと思います。

その場でなんとなく方向性を確認して終わるだけの打ち合わせなら不要かもしれませんが、高確率で、しっかりと議論をして結論を出したいならば、ファシリテーターは必須です。ファシリテーターがいてもいなくても変わらないと考える人は、ファシリテーターがもたらす効果について、残念ながら、まだ体感したことがないのだと思います。

ファシリテーターが必須な背景

では、なぜファシリテーターが必須なのでしょうか? なぜこれからもっと必須になっていくのでしょうか? それは、一言で言うと、世の中の問題解決が難しくなってきているからです。

一昔前こそ、欧米型の経営知識で現状を整理し、あるべき論を打ち立てれば、それが正解と呼ばれていたかもしれません。しかし、今の時代、問題はあらゆる要素が絡み合い、一筋縄では解決ができなくなっています。学校で学べるような経営手法やフレームワークを使えば簡単に正解が出るような単純な時代ではないのです。

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