「できるリーダー」とそうでもない人の決定的な差 才能だけではなく学習や経験で身につけられる

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

青山学院大学陸上競技部は、お正月に行われる箱根駅伝などで何度も優勝するなどのすばらしい成績をおさめています。チームが強いというだけではなく、チームワークもすばらしいとまわりから高く評価されています。その成功には、原晋監督のすばらしいリーダーシップが大きく影響しています。

原監督は、課題達成力と組織(人間関係)維持力を合わせ持つPM型リーダーです。箱根駅伝などの全国大会で優勝するという高い目標の達成と、チームワークづくりをバランスよく行い、チームの成功とメンバー1人1人の成長へとリードしています。

状況によってリーダーシップを変えよう

(イラスト:アライヨウコ)

リーダーシップのスタイルはどれか1つに決める必要があるのでしょうか? いいえ、リーダーシップのスタイルは1つだけに決める必要はなく、メンバーの経験やスキルと取り組む内容の状況に応じて、柔軟に変えていくことが大切です。この考え方を状況対応型リーダーシップと言います。

状況対応型リーダーシップには「指示型」「支援型」「参加型」「目標設定型(達成志向型)」という4つのスタイルがあります。

指示型 リーダーがメンバーに具体的に細かく指示を出すスタイルです。まだ経験やスキルの少ない初心者のメンバーに対して効果的です。
支援型 メンバーが自分で考え、行動することをリーダーが支援するスタイルです。多少、経験やスキルがある中級者のメンバーに向いています。
参加型 リーダーがメンバーと一緒に目的・目標や意思決定などを考えるスタイルです。ある程度の経験やスキルがある中上級者のメンバーに向いています。
目標設定型(達成志向型) リーダーとメンバーで目的・目標を決めたあとは、基本的にメンバーに任せ、その目的・目標に向かってメンバーが主体的に考え、実践するスタイルです。経験やスキルの高い上級者のメンバーに向いています。リーダーよりもメンバーのほうが経験やスキルが高い場合もこのスタイルが効果的です。

チーム運営がうまくいかず、今のリーダーシップの発揮の仕方がチームの状況やメンバーに合っていないと思った場合には、リーダーシップのとり方を見直したり、変更してみてください。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事