Z世代の「不安型離職」は本当に増えているのか 「不満はないが不安」で若者が辞める会社の結末
早期離職という困った現象
離職という現象がある。言うまでもなく、仕事を辞めることを指す。一般的には悪いイメージが先行する気がするものの、もちろん前向きな離職もたくさんある。特に近年は雇用の流動性つまり人の入れ替えが徐々に活発化していて、転職およびそれに必然的に伴う離職は、まあありふれた出来事になっている。
しかし、離職はとても困ったものでもある。誰にとってかというと、会社にとって、である。会社というものは、おそらく一般に思われている以上に、社員に「コスト」をかけている。人を一人雇うというのは、とんでもなく大変な投資なのだ。そして、この投資対効果(コスパ)が発揮されるまでは、けっこうな年月がかかる。
入社すぐの新入社員なんて正直全然役に立てないけど、ちゃんと教育して、仕事を任せて、数年の投資によって成長して、やっと成果が会社に還元されていく。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら