2008年に発売された初代モデル以来、30代や40代の子育て世代を中心に大きな支持を受けているフリード。現行の2代目モデルは2016年に登場。大きな特徴は、大柄なクルマの運転が苦手な人などでも「ちょうどいい」サイズの車体に、スタイリッシュなフォルム、多彩なシートアレンジを可能とする広い室内空間などが挙げられる。ラインナップには、6~7人乗り・3列シート車の「フリード」、5人乗り・2列シート車の「フリード+(プラス)」を用意。いずれのタイプにも、1.5Lガソリン車と同じ排気量のハイブリッド車を設定し、多様なニーズに対応する。
また、2019年のマイナーチェンジでは、外観を刷新したほか、クロスオーバースタイルの「フリード クロスター」も追加。フリード・クロスターは新型モデルにも設定がある人気グレードになる。2代目フリードは、こうした幅広いラインナップにより、多様化する顧客のニーズに対応。今では「ホンダ登録車でナンバーワンの売れ筋」と呼べるほどの人気モデルとなっている。
「エアー」と「クロスター」の外観について
3代目となる新型フリードは、前述のとおり、フリード エアーとフリード クロスターの2タイプを設定する。
フリード エアーの外観は、ミドルサイズミニバン「ステップワゴン」の6代目(2022年5月発売)に新設定した「ステップワゴン エアー」を彷彿させる。とくにフロントフェイスには、サテンのメッキ加飾を施した細めのフロントグリル、ボリューム感を持たせたフロントフードやバンパーなどを採用。また、どっしり感のある台形デザインとなったリアビューも、よりミニバン的なイメージに変貌した。そして、これらにより、「エアー」というネーミングはもちろん、シンプルかつクリーンな印象など、まるでステップワゴン エアーの弟分と思えるほど、両モデルのフォルムは近しくなったといえる。
ただし、ヘッドライトやテールライトについては、フリードらしい「小粋な印象」をさらに強調したデザインを採用する。ヘッドライト・ユニットの上部にある片側2基、左右で計4基のオーバル形状のライトは、デイタイムランニングライトやポジションライト、ターンライトを兼ねた多機能タイプ。ハイビームとロービームを兼ねるヘッドライトは、その下部に小型タイプを採用する。なお、ハイビームとロービームと自動で切り替えるほか、照射範囲も自動調整するアダプティブドライビングビーム搭載車もオプション設定だ。
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