近年、トヨタ自動車(以下、トヨタ)の「タウンエース バン」など、商用ライトバンをベースとするキャンピングカーも人気だ。コンパクトな車体は、狭い道などでも女性や高齢者でも運転がしやすく、1~2名のキャンプなどに最適。また、軽自動車をベースとするキャンピングカーと比べると、室内はより広く、走行性能にも余裕がある。
老舗が新型キャンパーを発表
そんな商用ライトバンの新型キャンパー「コット」「ホビクル タウンランダー」を老舗キャンピングメーカーのレクビィ(愛知県瀬戸市)が発表。「ジャパンキャンピングカーショー2024(2024年2月2~5日、千葉県・幕張メッセ)」で初披露した。
創業40年以上の歴史を誇る同社が、はじめて手がけたというタウンエース バンをベースにしたキャンピングカーがこれら2機種。長年培った技術力を活かし、各部にはさまざまな快適装備が施されている。だが、一方で、タウンエース バンは、OEM生産を手がけるダイハツ工業(以下、ダイハツ)の認証不正問題により、最近まで出荷停止。新車の供給は遅れるだろうし、イメージなどもよろしくないだろう。
ここでは、そんなレクビィの新型2モデルの主な特徴を紹介するとともに、あえてタウンエース バンのキャンピングカーを開発した背景、今後予想できる展開などについて紹介する。
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