「タウンエース」キャンパー軽モデル超えなるか レクビィ「コット/ホビクル タウンランダー」

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ちなみに、2024年1月19日に、国土交通省では、タウンエース バンを含む5車種について、道路運送車両法の基準に適合していることが確認されたとして、出荷停止の指示を解除。だが、ダイハツの公式サイトからの情報によれば、2024年4月19日時点でも、生産については未発表(生産はインドネシアの現地法人アストラ・ダイハツ・モーターが担当)。また、出荷についても、「車種により出荷再開の時期が異なる」という発表のみで、具体的な時期は未発表だ。

レクビィの受注や販売はどうなる?

コットの冷蔵庫
コットの冷蔵庫(筆者撮影)

レクビィの新型2モデルは、同社初の試みとなるタウンエース バンがベースのキャンピングカー。しかも先述のように、ユーザーの要望に応えて開発したものだ。それだけ、同社としてもこれらモデルには、大きな期待を抱いていただろう。それが、まさかの認証不正問題や出荷停止。もちろん、現在は安全性について確認済みのため、今後、いずれかのタイミングで、ベース車も通常の生産や受注が行われるだろう。

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だが、レクビィにとって、少なくとも、これらモデルの受注や販売のスタートが出遅れたことは確か。また、要望を寄せ、登場を待ち望んでいるユーザーたちにとっても、納期などが遅れることが予想される。つまり、今回の問題は、ダイハツやトヨタだけでなく、より多様な人たちの迷惑となっているのだ。

乗用車や商用車だけでなく、キャンピングカーにとっても、ベースとなる車両が、安全面をはじめとする基本性能をしっかり確保し、安定して販売されるものでないと作れない。その意味でも、ダイハツやトヨタには、今後、きちんとしたモノ作りや、安定的な販売体制の構築などを望みたい。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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