ちなみに、2024年1月19日に、国土交通省では、タウンエース バンを含む5車種について、道路運送車両法の基準に適合していることが確認されたとして、出荷停止の指示を解除。だが、ダイハツの公式サイトからの情報によれば、2024年4月19日時点でも、生産については未発表(生産はインドネシアの現地法人アストラ・ダイハツ・モーターが担当)。また、出荷についても、「車種により出荷再開の時期が異なる」という発表のみで、具体的な時期は未発表だ。
レクビィの受注や販売はどうなる?
レクビィの新型2モデルは、同社初の試みとなるタウンエース バンがベースのキャンピングカー。しかも先述のように、ユーザーの要望に応えて開発したものだ。それだけ、同社としてもこれらモデルには、大きな期待を抱いていただろう。それが、まさかの認証不正問題や出荷停止。もちろん、現在は安全性について確認済みのため、今後、いずれかのタイミングで、ベース車も通常の生産や受注が行われるだろう。
だが、レクビィにとって、少なくとも、これらモデルの受注や販売のスタートが出遅れたことは確か。また、要望を寄せ、登場を待ち望んでいるユーザーたちにとっても、納期などが遅れることが予想される。つまり、今回の問題は、ダイハツやトヨタだけでなく、より多様な人たちの迷惑となっているのだ。
乗用車や商用車だけでなく、キャンピングカーにとっても、ベースとなる車両が、安全面をはじめとする基本性能をしっかり確保し、安定して販売されるものでないと作れない。その意味でも、ダイハツやトヨタには、今後、きちんとしたモノ作りや、安定的な販売体制の構築などを望みたい。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら