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度肝を抜かれた「小学校の怪授業」から得た教訓 なぜ人は文章を書くのか、なぜうまく書けないか

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人はなぜ文章を書くのだろう。

この原稿だってそうだ。そして、執筆していた著書の原稿もそうだ。何度も何度も上手く書けず、その度に「自分は間違っているな」と自覚する。なんとか自分なりに考えをブラッシュアップする。文章を書くことで初めて自分の考えが可視化され、おかしさに気が付く。そこでなんとか、世に出してもあまりおかしくないように自身の考えをブラッシュアップする。そのために僕は文章を書いているのだ。

間違っているから、文章を書く

僕は間違っているから、少しでもおかしくないように文章を書く。

この年齢になって、自分の著書の原稿を書くときになってやっとあの日の先生の授業の意味がわかったような気がする。自分の間違いを自覚することも指摘することもなかなか難しく勇気がいることだ。

『文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

あの日、グラウンドに迷い込み、学校を沸かせていた野良犬。その野良犬たちは必ずグラウンド端にあった野球クラブの用具に小便をひっかけて立ち去っていた。たぶん用具から犬の縄張り的な臭いがしていたんだと思う。

そうなると野球クラブの監督が怒り狂ってバットを持って追いかけてくる。そこがいちばん盛り上がるシーンなのだけど、どうやら野良犬は学習したようで、その日、野球クラブの用具には小便をしなかった。たぶんきっと、野良犬も野球用具に小便をするのってどうなのよと自分の間違いに気づいたのだろう。文章を書かなくてもそうやって自分の間違いに気付けるのだから、犬ってやつはたいしたものだ。

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