激変する小学生の学習環境下で「親がすべきこと」 「勉強しなさい」言葉攻めでは子供は勉強しない

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(『のびる子はやっている最大効果を出す 小学生の勉強法』より)

「疑問を持つ力」と「まとめる力」

勉強法について解説する前に、「賢い子」とはどんな子どもなのか考えてみます。

「賢い子」とは「考える力」を持っている子です。そして、「考える力」とは、具体的には「疑問を持つ力」と「まとめる力」の二つを指します。

まず、「疑問を持つ」とは、「なぜ?」や「どうする?」という疑問を持つことです。わからないからその答えを考えたり調べたりすることで思考力が高まり、新しい知識を身に付けていきます。ただ機械的に覚えただけの知識に比べ、疑問を解決するために興味関心をもって身に付けた知識は、しっかりと記憶されます。

次に「まとめる力」とは、高い所から俯瞰して物事を見る力です。上から俯瞰的に見ることで、共通点や、違いを見出すことができます。過去に学習した内容との共通点や違いが見えてくると、効率的に学習が進みます。「賢い子」は、共通点を見出すのが速いので、過去に学習したことを適用することができ、一般的に全教科できることが多いのです。

(『のびる子はやっている最大効果を出す 小学生の勉強法』より)

そして、「賢い子」こそ、21世紀型能力でも重要視されている「思考力」を身に付けた子どもなのです。

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