60代女性が「持たない生活」で見出した極上の喜び 「大量の洋服」を手放したところから始まった

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ライフさんが実践【暮らしの簡素化】
◯私服はワンピースと決め、ワードローブを簡素化
◯入れるものがなくなった家具は手放す
◯毎日やっていた掃除と洗濯は頻度を減らす
◯化粧品などはオールインワンタイプに替える
◯お中元・お歳暮をやめ、本当にあげたいときに贈る

遠くの疎遠な人より身近な人との縁を大切に

気持ちよく暮らすため、もうひとつリセットしたのが昔の人間関係だ。

「学生やOL時代の友人、ママ友とは、気づけば自然と連絡を取らなくなっていたんです。『私って友達がいないかも』と自覚したのが60代前半。

焦って連絡を取り、数年ぶりに会ったのですが、近況報告をし合ってもお互いピンとこないので、疲れてしまって。この年になれば家族構成や住む場所、仕事もバラバラで、昔のように付き合うのは難しいですよね。

それに冷静になったとき、疎遠になった友人に変に執着していることにも気づきました。“自分軸”で友達付き合いができていなかったんですよね」

リビングルーム
リビングルームは床に置くものが少ないと掃除がしやすい。テレビ台は入れるものがなくなったため撤去した(写真:週刊女性PRIME編集部)

さらに付き合いが希薄な親戚と、惰性で送り合っていた季節の贈り物もやめた。断ち切った友人関係に未練はなかったものの、もともと人との触れ合いが大好きなライフさんは、しばらくして寂しさを感じ始める。

そんなとき、飛び込んだのが、地域の住民がやっている公園掃除のボランティアコミュニティーだ。

「ご近所さんがワイワイ言いながら公園掃除をしているのを見たら、すごく楽しそうに思えて。上着を着てパッと家を飛び出し、『すみませ~ん、私も仲間に入れてください!』ってお願いしに行ったんです。すぐに受け入れてもらえました(笑)」

それがきっかけで自治会にも誘われる。子育て中、PTA役員を率先してやっていた経験を生かし、今は役員となり、イベントを企画するなど、地域で頼りにされる存在に。

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