"いい人"ほど「なぜ不幸になりやすい?」根本理由 手放すほど「心」と「時間」の余裕は取り戻せる

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もしかすると、人生の最優先事項が「人に好かれること」「いい人だと思われること」になってはいませんか?

そういう人には「自分の幸せを犠牲にしてでも、いい人でありたい」という傾向があります。

「好かれる」「愛される」といえば聞こえがいいですが、嫌われたくないがために相手の言いなりになってしまいます

皮肉なことに、自分を縛って、自由を手放していることになります。

目指すべきは「皆に好かれている状態」ではなく、「皆に嫌われているわけではない」というあたりです。

「ストレスなく接することのできる人が自分の周りに3割いる状態」と言い換えてもよいでしょう。

それは逆に言うと「自分の周りにいる人の7割をうっすら嫌いな状態」ですが、それでも十分に立派な大人の態度で生活できているほうです。

さらに言うと「ストレスなく接することのできる人」が、周りに5割いれば、あなたは周囲の人に寛大な偉人です。

7割いれば、コミュニケーションの達人です。

もしあなたが「誰にも嫌われたくない」と考えているのだとしたら、普段の生活では周りに気をつかい、気持ちをすり減らしているはずです。

自分の人生を取り戻すために、もっと自由になる必要があります。

もちろん、急に変われるわけではありません。

こうしたことはほんの少しずつ変えていくことが大事です。

そのためには、次の簡単なレッスンがおすすめです。

私はこれを、自分に対する「いい人」をやめるレッスンと呼んでいます。

他人から見ての「いい人」を目指すのをやめたい場合

自分に対する「いい人」を、まずやめることがよい練習になるからです。

【レッスン①】「自分の常識」から少しはみ出す

あなたがとらわれている常識を崩すのは、簡単ではありません。しかし変化を起こしさえすれば、それが小さなものでも、少しずつあなたの行動を変え、やがて大きな変化になります。

多くの人は一度に(短期に)大きく変えようとしすぎです。

初めは驚くほど小さな変化でいいんです。

○飲み物を、まだ買ったことのないものに変える
○入ったことのない店に入ってみる
○読んだことのない作家の本を読む
○普段は聞かない種類の音楽を聞いてみる
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