"いい人"ほど「なぜ不幸になりやすい?」根本理由 手放すほど「心」と「時間」の余裕は取り戻せる

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悩む女性
「いい人」を目指す必要なんてありません(写真:Graphs/PIXTA)
さまざまな悩みや不安を抱え、「楽しくないまま、いまを過ごしている」
そんな人は珍しくありません。
とある調査によると「いま、あなたは幸せですか?」という質問にイエスと答えられる人は2割もいないのです。
現代は生きづらさや不安が増しているのかもしれません。
しかし、幸いなことに、多くの先人たちが幸せに生きるコツを残してくれています。
それらを現代の生活にあわせて整え、「即役立つ」ようにしたのが、新刊『あやうく、未来に不幸にされるとこだった』です。
以下では、「悩みや苦しみを遠ざけ、人生を豊かにしていく方法」についてわかりやすく解説します。

「いい人」ほど損をしているという悲劇

「人間関係がしんどい」「人づきあいが苦手」、そう感じている人はいませんか?

あやうく、未来に不幸にされるとこだった
『あやうく、未来に不幸にされるとこだった』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

そんな感情の裏には「いい人でいたい」、そんな欲求がひそんでいることが珍しくありません。

もしあなたが、「いい人」と呼ばれていて、それが心地よいなら問題はありません。

また「いい人」と呼ばれることに意欲的でいられる場合も、そのままでよいと思います。

でも胸に詰まるものを何かしら感じていたり、釈然としていなかったりする場合。

「もっといい人になりたい」と苦しかったり、「いい人であり続けたい」と思うがゆえに疲れかけている場合。

「いい人」を目指す必要なんてありません。

皮肉な話ですが、いい人でいようとするほど残念な結果を招いてしまいます。

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