女性たちがネットでキャリアを積み始めた もはや「副業」「小遣い稼ぎ」ではない!

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アフィリエイト、ドロップシッピング、クラウドソーシング・・・。ネット上で収益を上げられるサービスを利用してスキルアップを図る女性たちが増えている(写真:Taka / PIXTA)

「働きやすい企業に勤めているから、この先も働き続けられるとはまったく思えません。だから、本業以外で世間に認めてもらえるようなスキルを身につけて、自分の力で稼げるようになっておきたいんです」

都内のIT企業に勤める川村さおりさん(仮名、25歳)はこう話す。現在の勤務先は、上司や同僚に恵まれ、仕事内容にもやりがいを感じている。柔軟な働き方ができるような制度も充実しており、将来、結婚して出産をしてからもおそらく働き続けることはできるのかもしれない。それでも、川村さんにはつねに不安がつきまとっている。

「自分の腕で稼げるようになりたい」

女性の新しい"はたらきかた"についての詳細は、週刊東洋経済臨時増刊「ワークアゲイン」(好評発売中)をご覧下さい

社会人としてのスタートを切った広告関係の会社では、激務の毎日を過ごした。深夜残業は当たり前。教育体制も整っていない中、ただがむしゃらに目の前の仕事をこなしてきた。ところが、体が悲鳴を上げた。体調を崩して2度の入院を経験し、もう続けられないと1年で転職した。2社目は従業員が約600人いるIT関連の企業だった。働きやすく、仕事も充実していた。が、入社してまもなく会社の業績が大きく悪化。7カ月目でリストラされた。

そんな経験から「自分の腕で稼げるようになりたい」と思うようになった。自らウェブデザインのオンライン講座を受けたり、インフォグラフィックの勉強をしたりしている。そして、空いた時間を使ってクラウドソーシングで仕事を受注し、経験を積むことにした。

次ページ日曜日、何人かで集まりながら……
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