「子どもに苦手を克服させる親」がこうも危うい訳 むしろ子どもはとことん「いびつ」でいい
「苦手を克服する」よりも「得意を伸ばす」ほうが将来有利
親はとかく、子どもに「何でもできる子になってほしい」と願うものです。そのため、苦手なことがあると心配になり、できていないことやダメなところを指摘して直そうとします。
しかし、これからの時代に求められるのは「苦手なことを克服させる教育」ではなく、「得意なことを伸ばす教育」です。第1回でもお話ししたように、時代の変化に伴い、「頭のいい子」の定義も変わりつつあるからです。
組織人として無難に働き、年功序列で階段を上がっていけば安泰だった時代は終わり、これからは、ほかの人にはない価値を世の中に提供できる人に仕事が集まる時代になります。みんなと同じでは、「その人をわざわざ選ぶ必要がない」と認識されてしまうのです。
そう考えれば、「その子の強いところ、得意なところをどんどん伸ばす教育が、その子の将来にとっては有利だ」という話も納得していただけるでしょう。


















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