この「穀物酢」は、もともと「コストを下げる」ために作られたものですが、さらに安くするためにアルコールで増量されている場合があります。
お酢の原材料表示に「アルコール」とあれば要注意
いま述べたように、お酢はでんぷんに麹を加えていったんアルコールを作って、それをお酢にするのですが、わざわざそんなことをしなくても、「安い醸造アルコール」からお酢を作れば、短期間で安く作れます。
「お酢用の醸造アルコール」というのが食品工業用に売られています。ドラム缶に入ったものを国が「専売品」として独占販売しているのです。
穀物から酒をつくるときに、この「安い醸造アルコール」を混ぜれば、その分、増量ができるというわけです。
ちなみに「純米酢」と「穀物酢」の見分け方ですが、純米酢の原料は「米」だけなのに対し、激安の穀物酢の原材料表示には「小麦」「トウモロコシ」「アルコール」などとなっているので、見ればすぐにわかるはずです。
安く売られている「穀物酢」の原材料を見てみてください。
原材料名に「アルコール」とあったら、それは「増量のために使われている」と考えておよそ間違いありません。
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