日本人が知らない「激安のお酢」のヤバすぎる裏側 「原材料表示」の"ある表記"ですぐ見抜ける?

✎ 1〜 ✎ 57 ✎ 58 ✎ 59 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

さて、この「激安穀物酢」、肝心の味はどうなのでしょうか?

「穀物酢」と「純米酢」はビックリするほど味が違う

やはりというべきか、米酢に比べると圧倒的にコクと風味が足りません

メーカーは「シンプルな味」「すっきりしている」と主張するけれど、伝統的な製法で作られた米酢と比べると、差は明らかです。

「平気で『安い醤油』買う人の超残念な盲点【後編】」醤油のテイスティングを紹介していますが、お酢もテイスティングをしてみるといいのです。

『食品の裏側』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

水で5倍程度に薄めて飲み比べてみてください。「安い穀物酢」と「伝統的な製法で作られた純米酢」ではビックリするほど味が違います(お酢が苦手な人は無理しないように)。

「伝統的な製法の米酢」はまろやかでコクがあるけれど、「安い穀物酢」は鼻にツンと来て、味がとげとげしいです。やっぱりお酢は米だと、私は思います。

もちろん料理に使えば「味の違い」は歴然です。

新刊の『安部ごはん2』では、つくりおきすると便利な「魔法の調味料」を7種類紹介していますが、その中に「甘酢」「たまねぎ酢」があります。

「甘酢」は寿司や酢の物「たまねぎ酢」はドレッシングのベースにと、大変便利に使えるよう私が15年かけて開発したものですが、「使うお酢」によって、料理の出来上がりが全然違ってしまいます

「甘酢」を使った酢の物など、「穀物酢」と「米酢」では「まったく別物では?」と思ってしまうほどの隔たりがあります。ぜひ試してみてください。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事