【東洋経済オンラインで2023年3月1日に公開した記事の再配信です】
「ちらし寿司の素」に衝撃を受けた理由
3月3日は桃の節句。ちらし寿司を召し上がる家庭も多いことでしょう。
ちらし寿司はトッピング次第でいくらでも華やかになりますし、老若男女、誰にも好まれる料理です。
私も子どもの頃からお祝い事などのあるたびに、母親が作ってくれるちらし寿司が楽しみでした。
しかし、近頃は「ちらし寿司の素」を使う人が多いようです。
レトルトパウチに入っているもののほか、粉末酢とセットになった瓶詰タイプもあるようです。
いずれにしても炊きたてのご飯に混ぜるだけで、ちらし寿司が完成するという「利便性」「簡単さ」が人気なのでしょう。
確かにちらし寿司はたくさんの具材を切って煮込んで、合わせ酢を作って混ぜて……と、作るのがちょっと面倒かもしれません。それが「混ぜるだけ」の手軽さでできるなら、こんなにありがたいことはありません。
私も今回、市販の「ちらし寿司の素」を購入して作ってみたのですが、非常に驚きました。控えめに言っても「おいしくない」。衝撃的でさえありました。
その最大の原因は「酢飯」です。酢飯に使われている「お酢」が決定的においしくないのです。
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