平気で「市販の白だし」使う料理家への強烈違和感 「"プロ"を自認してるのに…」超深刻な問題は?

✎ 1〜 ✎ 55 ✎ 56 ✎ 57 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

最近では学校給食にも「白だし」「めんつゆ」「だしの素」が使われているというのですから、もはやあきれてものが言えません。

学校給食でも「白だし」「めんつゆ」が使われる時代

「黄金トリオ」の味を子どもたちに教え、スナック菓子や即席めんなどの加工食品を「おいしい」と思う舌を学校給食で育てているのは、いかがなものでしょうか。

「子どもの舌」は発達途上です。

「黄金トリオ」が使われた食品ばかり食べていると、「素材本来の味」がわからなくなり、「黄金トリオ」が使われていないと「どうも物足りない」と満足できなくなってしまいます。味覚がおかしくなってしまうのです。

しかし、「子どもの舌」は、取り戻せるのも事実です。

以前の記事「『カップ麺の牛乳戻し』子どもの食生活が危機的だ」で、「だしの素」をやめた家族に起きた変化を紹介しましたが、わずか半年で、子どもの舌は「だしの素」ではなく、「天然のだし」をおいしいと思うようになっていたのです。

大きな反響を読んだ安部氏の記事「『カップ麺の牛乳戻し』子どもの食生活が危機的だ」こちらで読めます。子どもの食について考えてみませんか?(写真:プラナ/PIXTA)

「子どもの舌」を取り戻すには、「黄金トリオ」で作られた加工食品に安易に頼らず「天然のだしを使った和食」を食べさせるのが一番だと私は確信しています。

次ページ「自家製白だし」は簡単に作れる!
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事