宝塚歌劇団への「26の疑問」意外と知らない超基本 驚きのルール、音楽学校の仕組みetc
A「組長とは、学校でいうところの学級委員長のようなものです。基本的には在団期間の長い生徒が選ばれます。なので、トップと組長はまったく別物です」
96歳まで現役でいる方法も
A「定年が60歳と決められています。ただ、劇団理事を兼任している生徒は、定年を延長することができます。ちなみに春日野八千代さんは、2012年に96歳で亡くなるまで現役を貫きました」
A「各公演で劇団から生徒に割り振られたチケットを、まとめて買い取るような企業が“太い客”としてついている生徒もいます。
こういうケースはトップなど一部の生徒で、あとは私設ファンクラブのスタッフがチケットをさばいたり、公演DVDの販売ノルマをこなしたりして支えている場合もあります」
A「そのときのトップによっても、組の人気は変わっていきます。例えば、ずっと同じ組で頑張ってきて順当にトップになる生徒と、違う組から移ってきてトップになる生徒とでは、ファン心理として複雑ですよね。
迎え入れた組のファンからすれば“よそ者”になるし、出ていった組のファンからすれば“かすめ取られた”となりますから(笑)」
A「これは難しいです(笑)。劇団が推すジェンヌと、ファンが推すジェンヌが違うケースも多々ありますから。強いて言うなら、5組すべてのトップが、宝塚歌劇を引っ張っているということでしょう」

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