「残業拒否だが仕事熱心」若手社員の新しい理想像 若い合理的な野心家が日本企業を変革する
「新人の1人が入社式の翌日に転職サイトに登録しました。『会社を辞めたいの?』と尋ねたら、『いえ、この会社で頑張るつもりですが、とりあえずフツウに』という返事でした」
このあっけに取られた体験を語るのは、ある専門商社の教育担当者です。いま、新人・若手の間では、キャリアに対する意識が大きく変わりつつあるようです。
笑いの種になる突飛な行動は減った
今回、新人や若手と接する機会が多い人事部門の関係者など45名に「ギャップを感じたこと」をヒアリング調査しました。
社会人経験がない(浅い)ゆえに、新人・若手が思いもよらぬ行動をするのは、昔からよくあること。今回も興味深い逸話がありました。
「研修の初日に、入社式と同じスーツ姿で参加する新人が多かったので、『リラックスした服装でいいよ』と言ったら、翌日Tシャツ・短パンで現れた男性がいて、ビックリしました」(素材)
ただ、こうした突飛な行動は「数年前と比べて確実に減っている」(物流・IT・小売り)ようです。「就活だけでなく、入社後の会社生活における『べからず集』のようなものが共有されているんでしょうかね」(物流)という推測がありました。
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