成田修造、貧困家庭出身から成功できた意外な訳 「戦略的放任」が子どもの潜在力を引き出す

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「戦略的放任子育て」を提唱する成田修造氏。家庭でどんな教育を受けてきて、どんな子育て論を持っているのでしょうか(写真:yosan/PIXTA)
初の著書『逆張り思考』が好評の起業家・成田修造さん。兄・成田悠輔さんは東大卒のイェール大学助教。鋭い視点と学識で、YouTubeなどで大人気の論客です。一方の弟・修造さんはビジネスの世界に進み、起業家として活躍。史上最年少で上場企業役員となり、会社を業界No.1に押し上げた立役者の一人としても知られています。
異才を放つ2人は、家庭でどんな教育を受けてきて、どんな子育て論を持っているのでしょうか。2人の子育て中であり、著書『逆張り思考』の中で「戦略的放任子育て」を提唱する成田さんに聞いてみました(本稿は主に書籍からの抜粋をもとにした記事です)。

子どもの潜在能力を引き出す親とは?

ぼくの兄・成田悠輔は東大に進学し、その後マサチューセッツ工科大学に留学して博士号を取得。現在はイェール大学の助教を務めています。

ぼく、弟の修造は、慶應大学時代にベンチャーに参画したり、自分でも起業したりした後、(株)クラウドワークスに参加して史上最年少で上場企業役員となり、全事業を統括する立場にもなりました。現在はクラウドワークスを卒業し、起業家・エンジェル投資家として後進を育てつつ、新たな事業の準備を進めています。

こういった経歴から、たまに兄やぼくが「お坊ちゃん育ちだった」と思われることがあるのですが、実際には真逆もいいところ、なのです。

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