昨今、健康医学へのとり組みは大きく変貌し、目を見張るものがあります。何といっても注目されるのは、「体内時計」の発見と「時間栄養学」の登場です。
食べる時間を意識するだけ
体内時計は私たちの自律神経、ホルモン、免疫系を“叱咤激励”し、病気の進行を抑えるために常時働き続けています。
たとえばマウスで、すい臓にある「体内時計」に関係する「時計遺伝子」というものを取り除くと、インスリンが出なくなって糖尿病になってしまいます。また、心臓の時計遺伝子を取り除くと、心臓の収縮力が弱くなって心不全になり早死にしてしまいます。
さらに、驚いたことに、その取り除いた時計遺伝子を移植して元の状態に戻すと、糖尿病や心不全が治ってしまったのです。がんも同じでした。


















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