AI専門家たちが語る「ChatGPT」よりすごいもの 次に来る「AIエージェント」とはいったい何か

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OpenAIでAIの開発に携わっていたジェフ・クルーン(写真:Alana Paterson/The New York Times)

広く利用されているチャットボット「ChatGPT」は、詩やレポートからコンピュータープログラムに至るまで、あらゆるテキストを電子的に生成するために設計された。

だが、ChatGPTの基礎技術を手に入れた半導体企業NVIDIA(エヌビディア)の人工知能(AI)研究チームは、この技術が持つ能力はテキストの生成にとどまらないことに気がついた。

「AIエージェント」の恐るべき可能性

エヌビディアのチームは数週間のうちに、世界屈指の人気を誇るビデオゲーム「マインクラフト」をプレイするようチャットボットを教育。チャットボットは、マインクラフトのデジタル世界の中で、泳ぎ、植物を集め、豚を狩り、金を採掘し、家を建てることを学んだ。

「それはマインクラフトの世界に入って自ら探検し、自ら材料を集めることで、あらゆる種類のスキルを向上させることができる」と、エヌビディアの上級リサーチ・サイエンティスト、リンシー・ファンは語った。

このプロジェクトは、世界をリードするAI研究者たちがチャットボットを「AIエージェント」と呼ばれる新しい種類の自律型システムに転換しつつあることの先駆けといえる。

AIエージェントは、チャットボット以上のことができる。アプリ、ウェブサイト、その他のオンラインツール、例えば表計算ソフト、オンラインカレンダー、旅行サイトなどを扱うことができるからだ。

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