AI専門家たちが語る「ChatGPT」よりすごいもの 次に来る「AIエージェント」とはいったい何か

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

これらのAIエージェントは将来的にはるかに洗練され、ホワイトカラーのほぼすべての仕事を自動化し、オフィス従業員に取って代わる可能性がある、と多くの研究者は話す。

「数兆ドルになる可能性のある巨大な商機だ」。ブリティッシュコロンビア大学のコンピューターサイエンス教授で、ChatGPTを開発したサンフランシスコの新興企業OpenAI(オープンAI)の研究員として、この種の技術に携わっていたジェフ・クルーンは、「これは社会にとって大きなメリット、そして巨大な影響をもたらす」と語る。

あらゆるデジタルタスクを自力で処理

エヌビディアのAIエージェントはゲームをプレイするが、類似のエージェントには、会議のスケジュール設定、ファイルの編集、データ分析、カラフルな棒グラフの作成といったことが可能だ。このように自動化されたシステムは、最終的にはインターネット上でさまざまなタスクを処理するパーソナルアシスタントとして機能するようになる、というのが多くの専門家たちの考えである。

現在のエージェントの能力には限界があり、完全なパーソナルアシスタントにはなれていない。ChatGPTは旅行サイトのエクスペディアでニューヨーク行きのフライトを検索できるが、それでも航空券はあなたが自分で予約する必要がある。

この技術の改良が続けば、オフィスワーカーや消費者の能率はさらに上がる。また、ゲーマーと一緒に遊んでおしゃべりするボットの新たな流れを生み出し、ビデオゲームのあり方を変える可能性もある。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事