AI専門家たちが語る「ChatGPT」よりすごいもの 次に来る「AIエージェント」とはいったい何か
ChatGPTを支える「GPT-4」という技術は、研究者が大規模言語モデル(LLM)と呼んでいるもので、膨大なデータを分析することでスキルを学習するAIシステムだ。
プログラミングもできる
過去何カ月かにわたり、このテクノロジーは電子メールの文面を作成し、スピーチの原稿を書き、ほとんどあらゆるトピックについて巧みな文章を生成して、多くの人々を驚かせてきた。だが、その最も重要なスキルは、コンピュータープログラムを書く才能かもしれない。
GPT-4は、ユニコーンを描いたり、ノートパソコンの画面にデジタルの雪を降らせたりするプログラムを瞬時に生成することができる。プロのソフトウェア開発者は、より大きなプログラムに組み込むコードをGPT-4に生成させることもできる。
こうした大きなプログラムには、ソーシャルメディアアプリから検索エンジンに至るまで、あらゆるものが含まれる。しかし、それはこの技術にできることの一部分に過ぎない。この技術は、ほかのアプリケーションやウェブサイトを利用するためのコンピューターコードを生成することもできるからだ。
ファンをはじめとするエヌビディアの研究者たちは、その技術を利用してGPT-4にマインクラフトをプレイさせた。「ここで最も重要なワードはコードだ」とファンは言う。「コードはアクションを起こすことができる」。
アプリやウェブサイトは通常、画面に描かれたボタンやメニューに触ることで利用するが、AIエージェントはさまざまなオンラインサービスをつないでいるAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)というコードにアクセスすることでアプリやウェブサイトを利用する。