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年収激減!役職定年で3割、再雇用で半減の衝撃 銀行員は40代で出向か給料ダウンを迫られる

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(イラスト:奈良裕己)

しかし、役員になれなければ、「役職定年」となって、部長職から退かざるをえず、給料も3割ダウンする。取引先などへの出向を迫られてしまうこともある。つまりこの部長は、サラリーマン人生の崖っぷちに立たされているといえるのだ。

下の図を見ていただきたい。これは銀行員の出世ルートの概要をまとめたものだ。銀行によって年齢など多少の違いはあるが、おおむねこうなっている。

まず、支店を経験した後、30代前半で初めての昇進を迎える。その後、30代後半で部長代理をはじめとする管理職に、40代前半で次長や副支店長といったナンバー2クラスになる。年収は1500万〜1800万円程度で、他業種と比べてかなり高い。

40代中頃で「たそがれ研修」

ところがだ。40代中頃で大きな難関が待ち受ける。いわゆる「たそがれ研修」を受けさせられるのだ。表向きは「人生設計についての研修」。しかし実態は、退職までにどのようなことが起きるかを事前に伝え、セカンドキャリアに備えさせるためのもの。要するに「ここから先は、わずかな行員しか銀行に残れない。だから銀行を辞めて別のところで生きていく準備をするように」という研修だ。

研修から数年で、多くの行員は出向先を紹介され、銀行を去る。最近は、「優秀な若手が自ら転職するケースも増えている」(メガバンク幹部)というが、あくまで一握りだ。

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【「役職定年」という大きな壁が立ちはだかる】

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