世間で信じられている「嘘のサイン」大いなる誤解 間違った解釈ですれ違いをうまないために

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(写真:Luce/PIXTA)

子どもが浮かない顔をしているものの「何でもない」と言っている。本当だろうか? 

夫(あるいは、妻)が、浮気をしているのではないか?

採用面接に来た応募者のやる気は本物だろうか? 

担当者が勧める投資案件に大金を積んでよいだろうか?

……など、われわれは、ときに真偽が気になる出来事に遭遇します。

そこで本稿は、警察の犯罪捜査にも協力歴があり、公安機関でも研修を行う筆者が、トラブルに巻き込まれないために、嘘のサインの真偽を解説します。

嘘のサインとは?

最初にクイズに挑戦していただきたいと思います。次の①~④の中で科学的に実証されている嘘のサインはどれでしょうか?

①瞬きが増える 

②目をそらす 

③身ぶり・手ぶりが減る

④顔や鼻を触る

答えを発表する前に、嘘のサインという言葉について説明します。嘘のサインとは、真実を述べている者に比べ、嘘をついている者に生じる、特徴的な言葉使いや、表情、身ぶり・手ぶり、声の調子などの非言語のことをいいます。

つまり、嘘のサインとは、真実を述べている者と嘘つきを比べると、相対的に嘘つきに多い言動、ということです。この言動を発していたら、必ず嘘をついている、ピノキオの鼻のようなものはない、ということになります。

それでは、答えの発表です。順に解説します。

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