もともと、2年間という期間限定の引っ越しを予定していたので、荷物をとりあえず全部持ち込んだのですが、50平米に応じた荷物の量だったんですね。どうにか収まったものの、圧迫感がありました。自分の家なのに、どこか落ち着かない理由はそこにあったのです。
当時の私は無職で暇だったこともあり、断捨離を始めることに。「コレを捨てて、空いたスペースにアレを片付けてみたら、もうちょい部屋が広くなるな」と、テトリス方式で空間を広げていくうちに、工夫することがだんだん楽しくなってきました。
断捨離で「好きなもの」に囲まれる部屋に
「なくても困らないもの」や「あまり気に入ってないもの」を、あらかた処分したあたりから、目に入るものはだいたい好きなものばかりに。こうなってくると、不思議と「嫌いだったはずの家」にどんどん愛着がわいていきました。
ある程度の空間が確保できてからは「あの絵をここに飾ってみよう」とか「缶を並べるための棚を作ってみよう」とか、さらに部屋作りの面白さが加速していったのです。
そして、部屋に愛着が生まれる頃には、「狭い部屋だからこその住みやすさ」を感じられるようになりました。狭さというデメリット以上に、ストレスが少ない環境というメリットが勝り、予想をはるかに上回る居心地のいい空間になりました。
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