ロスジェネ世代で職歴ほぼなし。29歳で交通事故にあい、晩婚した夫はスキルス性胃がん(ステージ4)で闘病中。でも、私の人生はこんなにも楽しい。なぜなら、小さく暮らすコツを知っているから。
先が見えない時代でも、毎日を機嫌よく、好きなものにだけ囲まれたコンパクトライフを送る筆者の徒然日記。大好評の連載第9回です。
少ない荷物で生活の潤いを保つ「取捨選択の極意」
築50年30平米1R。キャラメル箱みたいな1ルームマンションで、夫婦、老猫、そして預かり犬で暮らしています。居住スペースを拡張すべく、作り付けの押入れとパントリーを解体したため、我が家の収納スペースはベッド下とメタルラック3つだけ。
30平米で暮らしているというと「そんなに狭いと、食べて寝るスペースしかないでしょ?」と言われますが、そんなことはありません。12畳程度の小さな空間ですが、2人と猫と犬が問題なく生活できる程度の空間は確保できています。
犬におもちゃを投げて「もってこい」もできるし、夫婦それぞれにテレワークもできるし、床に2枚ヨガマットを敷いて並んでストレッチもできる。狭いなりに壁面を利用してインテリアも楽しんでいます。
今回のエッセイでは、少ない荷物で暮らしつつ、好きなモノやコトは我慢せず生活の潤いを保つための、取捨選択の極意(とか言ってみる)を紹介したいと思います。
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