社会人の学び直し「時間ない」と悩む人がすべき事 リスキリングのマトリックスを基に方向性を整理
ポッドキャストに関しては、手前味噌ですが私の経営するパロアルトインサイトが配信している「Level5 by Palo Alto Insight」がおすすめです。
アメリカを中心としたDXやAIビジネスの最新情報を集め、私とパロアルトインサイトCTOの長谷川貴久さん、日本を代表するPE(プライベート・エクイティ)ファンドのパートナーである山崎壯さん(3人ともハーバード・ビジネス・スクールの先輩、後輩の仲です)で議論する番組です。
その他、レックス・フリードマン氏のポッドキャストもおすすめです。彼は自動運転や機械学習を研究している、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者です。ドライバーの視線からの予測や、AI支援運転のデータ収集、交通シミュレーションと最適化、モバイルデバイスでのアクティブ認証など、数多くの実績があります。
フリードマン氏は自身のポッドキャストで多くの著名人と対話を行っており、そのゲストがとにかく豪華なことで有名です。これまでもテスラCEOのイーロン・マスク氏やメタCEOのマーク・ザッカーバーグ氏など、ビジネス界の大物が3時間にもわたってフリードマン氏と話をしています。
対談の様子はYouTubeで動画としてアップされており、英語の字幕が表示されるので、ヒアリングが苦手な方でも理解しやすいでしょう。
「マルチモーダル化」のすすめ
もう1つ、教養系リスキリングでおすすめしたいのが、その時々に合わせて最適なコンテンツを活用するマルチモーダル化です。動画コンテンツであればこの番組、音声コンテンツであればこのサイトというように、自分が普段よくチェックするコンテンツを複数の形式で用意しておくのです。
例えば、ランニングマシンなどの運動中は動画コンテンツを見る時間と決める、通勤時間は音声コンテンツを聞く時間と決めるなど、状況に適した形式のコンテンツをいつもすぐ取り出せるようにしておきましょう。
これによって、期せずして生まれた10分間の空き時間も、無駄なスマホチェックなどに費やすことなく、能動的な学習に使えるようになります。