社会人の学び直し「時間ない」と悩む人がすべき事 リスキリングのマトリックスを基に方向性を整理
マトリックスの横軸は、習得にかかる時間や費用、労力を含むコストの軸です。左側は時間やコストがあまりかからず、逆に右側は時間やコストがかかります。縦軸は手に入れるスキルが具体的なのか汎用的なのかについて示しています。下側が汎用性の高いスキルで、上側が具体性の高いスキルになります。
これを見ればわかるように、リスキリングのオプションは大きく分けて次の4つに分類できます。
①時間をかけずに汎用的なスキルを手に入れる「教養系リスキリング」
②時間をかけずに具体的なスキルを手に入れる「ツール系リスキリング」
③時間をかけて具体的なスキルを手に入れる「ブートキャンプ系リスキリング」
④時間をかけて汎用的なスキルを手に入れる「大学院系リスキリング」
ここからは、それぞれどのようなスキルがあるか、詳しく見ていきましょう。
コンスタントな情報収集が成功のカギ
教養系リスキリングの特徴は、何より簡単なことです。まずはリスキリングの準備段階として、自分がどんなことに興味があるのか、今どんなことが話題になっているのかをキャッチアップしましょう。
アンテナを張るため、新聞や業界誌などの定期購読に加え、ニュースサイトやポッドキャストのチェック、興味のある分野のワークショップに顔を出すなど、コンスタントに情報収集に努めることが重要です。
トピックで絞り込んで、具体的な効果を期待してリスキリングをするというよりも、知識を広げる、人脈を広げる、選択肢を広げるといった視点でトライすることをおすすめします。
教養系リスキリングでとくにおすすめしたいのが、Kindle Unlimitedの活用とポッドキャストです。Kindle Unlimitedは、月額980円(税込み)で特定の本や雑誌が読み放題になるサービスです。
話題のベストセラーにざっと目を通すだけでも、知識の幅が広がります。雑誌も読めるので、最新情報のチェックも可能。読み放題ですから、気軽に取り組めるのがメリットです。