ジャニーズ会見「メディアの質問」大問題はここだ "記者出身"の「伝説の家庭教師」が徹底解説

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心理学の研究などによれば、話が長い人には下記の特徴があるそうです。

★不安を感じている
 そもそも、不安を感じており、どうにかして人を感心させたい、外部から評価されたいという思いから、話しすぎる。
★自己愛的な性格の持ち主
 しゃべりすぎは、ある程度のナルシシズムを示している可能性がある。ナルシシストタイプの人は、自尊心が傷つきやすいので、自信たっぷりに振る舞うことで埋め合わせをしようとする。注目されることを切望し、常に自分に焦点を戻すことで会話をコントロールする。
★孤独感がある
 口数が多い人は、社交の機会が少ない可能性がある。


 これは、あくまでも一般論でしかありませんが、個人の性格や特質はさておき、もう一度、記者としての役割に立ち返る必要があるでしょう。

「記者会見=会見者を理不尽に責め立てる」ではない

記者会見におけるメディアの役割は、質問をすることによって、事態を解明に導いたり、「新たな視点や視座」を提供することであって、持論をとうとうと披瀝したり、会見者を理不尽に責め立てることではないはずです。

ただでさえ、「マスゴミ」などと十把一絡げにまとめられてしまう時代だからこそ、メディアとしても「話し方」「伝え方」「倫理観に立脚した立ち居振る舞い」について、しっかりと考え直すべきなのではないでしょうか。

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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