一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれている。
その岡本氏が、全メソッドを公開し、累計20万部のベストセラーとなっている『世界最高の話し方』『世界最高の雑談力』に続き、待望の新刊『世界最高の伝え方── 人間関係のモヤモヤ、ストレスがいっきに消える!「伝説の家庭教師」が教える「7つの言い換え」の魔法』がついに発売され、発売たちまち大増刷するなど話題を呼んでいる。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏がジャニーズ会見「メディアの質問」の問題点について解説する。
メディア側の質問ぶりが…カオスな状況が展開
ジャニーズ事務所としての2回目の会見が開かれ、東山紀之社長や関連会社社長の井ノ原快彦氏などが登壇し、社名変更や新会社設立などを発表しました。
踏み込んだ内容について、冷静に対応した2人に対し、目立ってしまったのが、粘着質なクレーマーのようなメディア側の質問ぶりです。
長々と持論を述べたり、道理の通らない話を展開する、指名されないのに、何度も質問をぶつけるなどのカオスな状況が展開されました。
彼らの質問がいかに理不尽だったのかを掘り下げるとともに、話が長くなる人の特徴について解説していきましょう。
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