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オーストラリアのワニ園で、人がケースに入りワニを間近に見るアトラクションを体験(写真:Kate Hudspith撮影)
武器を含むさまざまな文明の利器で地球を牛耳っている人類。だが、素手で戦うとなったら勝ち目のない相手も多い。例えば、日本ならヒグマ、海外ならライオンやトラ、カバやサイ、そしてゾウ。オーストラリア北部に生息するイリエワニ(ソルトウォータークロコダイル)もその1つといえるだろう。
オーストラリアにいるワニは2種類
ノーザンテリトリー(北部準州)の州都ダーウィン周辺には2種類のワニが生息している。1つは全長2~3メートルのオーストラリアワニ(フレッシュウォータークロコダイル)。その名のとおり淡水に多く棲むが、海水の入り混じる汽水域にも生息する。
もう一方のイリエワニ(ソルトウォータークロコダイル)は、オスの全長は6メートルを超え、体重は1.5トンに及ぶこともある。
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最大7メートルにも及ぶイリエワニ(写真:筆者撮影)
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