「頭がいい人」がこっそり実践、独学の3つのコツ 勉強を始める前に環境を整えるのが大事だ

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ひとつは、実際に6時間以上勉強していたとしても、見栄を張って格好をつけるために、「勉強していない」と少なめに言うタイプ。もうひとつは、勉強している意識すらなく勉強しているタイプです。

後者は、気がつけば何かしら学んでいるので、起きている間ずっと勉強しているようなもの。勉強の神様から愛されている人に多いのはこのタイプです。

では、無意識のうちに学ぶ習慣がついている人のように、「心理的不安」を排除するにはどうすればいいでしょうか?

一番早いのは、その世界のモードに入ってしまうことです。いったん学びモードのスイッチがオンになれば、不安など感じる暇もなく、何でもどんどん吸収していくことができます。

専門用語に慣れていくことは、浮き輪と同じ役割を持つ

フッサールについて学んでいた私の友人は、いつの間にかフッサールのような話し方になっていて、「大丈夫か?」と思うほどフッサールが乗り移ったような様子でした。

彼にとっては、フッサールは学びの対象を超えて、自分と一心同体のような存在になっていたのでしょう。何かについて学んでいるときは、そのくらいどっぷりその世界に浸ったほうが得られるものも多くなり、理解もどんどん深まっていきます。たとえ、医学や法律などの専門分野だったとしても、睡眠や仕事以外のすべての時間はずっとその世界に浸りきってしまうのです。

そして、日常会話で専門用語が出てきても違和感がない状態まで持っていく。

モードに入り込むということは、一見、とてつもない大海のように見える専門用語だらけの世界で溺れないようにするための手段です。

プログラミングを学びたい人も、最初はローマ字やカタカナの専門用語だらけの世界にぞっとするかもしれません。しかし、勉強を続けて専門用語に慣れていくと、むしろ学んだ言葉によって助けられることが増えていきます。たとえて言うなら、それは浮き輪のようなものです。

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