「頭がいい人」がこっそり実践、独学の3つのコツ 勉強を始める前に環境を整えるのが大事だ
アメリカの作家のスティーヴン・キングも、『小説作法』という本の中で次のように述べています。
「ただ一つ、必要なのはドアを閉じて外部と隔絶することだ。閉じたドアは、人はもちろん、自身に対しても、覚悟の表明である」
「なるべくなら、書斎に電話はない方がいい。テレビやビデオゲームなど、暇潰しの道具は論外である。窓はカーテンを引き、あるいは、ブラインドを降ろす。ただ、四面が白壁のようになるのは感心できない。作家すべてに言えることだが、特に新人は気が散るものをいっさい排除すべきである。経験を積むに連れて、ちょっとやそっとで気が散ることはなくなるに違いないが、とにかく、デスクに向かう前に余計なものは片付けておくのが一番だ」
あの大ベストセラー作家でさえも、執筆に集中するために余計なものをすべて排除した空間を作り、創作に向かうための環境作りと心構えにこだわったのです。
一般人の私たちはなおさらのこと、呼吸を整え、環境も整えて、学びの態勢作りを意識しなければいけないのです。
コツ3:学びのモードに入って「心理的不安」を排除する
東大の学生時代も、社会に出てからも、私の周りには「勉強の神様に愛された」人たちがたくさんいました。
彼らの共通点は、勉強は好き嫌いというよりむしろ習慣になっていて、どんなに勉強しても疲れることがなく、成績や成果に一喜一憂することもないというところです。
なぜそうなれるかというと、勉強に対する「心理的不安」がまったくないからです。
どんな学びも無駄ではないと確信を持っているので、「この勉強は自分には向いていないかも」「理解できないかも」「記憶しても忘れるかも」といった不安が一切ない。そんな人に出会うたびに私は驚いて、「勉強の神様に愛されている人って、こんなにたくさんいるんだな」と思ったものです。
頭がいい人ほど「そんなに勉強していませんよ」と言うことが多いのですが、そういう人には2つのタイプがあると思っています。
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