「頭がいい人」がこっそり実践、独学の3つのコツ 勉強を始める前に環境を整えるのが大事だ

✎ 1 ✎ 2
拡大
縮小

アメリカの作家のスティーヴン・キングも、『小説作法』という本の中で次のように述べています。

「ただ一つ、必要なのはドアを閉じて外部と隔絶することだ。閉じたドアは、人はもちろん、自身に対しても、覚悟の表明である」

「なるべくなら、書斎に電話はない方がいい。テレビやビデオゲームなど、暇潰しの道具は論外である。窓はカーテンを引き、あるいは、ブラインドを降ろす。ただ、四面が白壁のようになるのは感心できない。作家すべてに言えることだが、特に新人は気が散るものをいっさい排除すべきである。経験を積むに連れて、ちょっとやそっとで気が散ることはなくなるに違いないが、とにかく、デスクに向かう前に余計なものは片付けておくのが一番だ」

あの大ベストセラー作家でさえも、執筆に集中するために余計なものをすべて排除した空間を作り、創作に向かうための環境作りと心構えにこだわったのです。

一般人の私たちはなおさらのこと、呼吸を整え、環境も整えて、学びの態勢作りを意識しなければいけないのです。

コツ3:学びのモードに入って「心理的不安」を排除する

東大の学生時代も、社会に出てからも、私の周りには「勉強の神様に愛された」人たちがたくさんいました。

彼らの共通点は、勉強は好き嫌いというよりむしろ習慣になっていて、どんなに勉強しても疲れることがなく、成績や成果に一喜一憂することもないというところです。

なぜそうなれるかというと、勉強に対する「心理的不安」がまったくないからです。

どんな学びも無駄ではないと確信を持っているので、「この勉強は自分には向いていないかも」「理解できないかも」「記憶しても忘れるかも」といった不安が一切ない。そんな人に出会うたびに私は驚いて、「勉強の神様に愛されている人って、こんなにたくさんいるんだな」と思ったものです。

頭がいい人ほど「そんなに勉強していませんよ」と言うことが多いのですが、そういう人には2つのタイプがあると思っています。

次ページ勉強の神様から愛されている人とは
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT