「部下が自分よりデキる」と悩む人の本質的な問題 なぜ不安に思う?ネガティブから抜け出す方法

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完璧主義の人は、欠けている自分、足りていない自分に意識がいきがちで、自分が完璧主義だということに気づいていないことも多いです。なので、まずは気づくことが大切。自分の思考癖に気づくことで選択肢が広がり、答えが見つかります。

その際に大切なのが「ニュートラルな自分(プラスすぎずマイナスすぎない)」でいることです。

自分自身に3つのアドバイスを

そうやって「自分を客観的に冷静に俯瞰して見られる自分」を意識できたら、次のワークがおすすめです。

【10年先のさまざまな経験を乗り越えた自分からのアドバイス】

① 10年後のさまざまな経験を乗り越えた自分は、どんな自分なのか?仕事もプライベートも充実して笑顔で輝いている自分です。周りにどんな人がいて何が見えるのか?何が聞こえるのか?何を感じるのか?具体的に目の前にイメージします。

② そのイメージの自分の中に移動してなりきります(ポジションチェンジ) 。五感を使って何が見えて聞こえて感じるのか?臨場感を味わい、なりきることが大切です。

③ 10年後の自分から、目の前にいる今の自分に向けてアドバイスをします。今の自分はどう見えるのか?どうやったら10年後の自分のところへ来られるのか?感じたことを言語化していきます。

「答えは自分の中にある」と思ってやると出てきます。例えば、焦りすぎていないか?そのままいくと身体を壊すよ。充分やっているから、自信を持って余裕を持ってやったらいい。自分を大切に。自分の身体の声を聞いたらいいよ。時には休むことも大切。気になるあの人との関係はこうしたらいいよ……など具体的なアドバイスも聞こえてくるかもしれません。

行き詰まったとき、視点を広げたいとき、柔軟性のある自分からのアドバイスなので、とても強力です。答えは自分の中にあります。

このタイプの人に共通する人の特徴として、できていないところに意識がいき、それが大きくなり「自分は全部ダメ」というフィルターを通して自分を見ている、ということがあります。また、人と比較してしまう人も多いです。

それゆえに「I’m not OK(私はダメだ)」と自己否定をしがちです。さらに周りがみんな優秀に見えるようになって、「I’m not OK、You are OK(あの人は優秀なのに、私はダメだ)」と考えるようになります。鬱になりやすい人に多い考え方です。

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