厳しくても、ゆるくても辞めてしまう若手
最近、ビジネスパーソンの悩みでよく聞くのが、「叱り方がわからない」というものです。
以前の記事【「笑顔が怖い」心理的安全性を作れない上司の悲哀】でも述べたとおり、心理的安全性という言葉が間違って広がってしまっているため「上司が部下に強く言えない」状況になっています。
しかも部下は「厳しくても」「ゆるくても」辞めてしまう繊細極まりない状態です。
部下が辞めないためには、関係性に加えて成長実感を感じさせることが何よりも重要になります。
ただ、部下が成長実感を得るためには、「間違いを指摘する」などの相手のモチベーションを下げかねないことを、必ず伝える必要があるわけです。
つまり、上司の「叱る力」が非常に重要になってきています。
「叱る力」とは、簡単にお伝えすると 「部下が『怒られた』ではなく『成長できる』と思えるように伝える力」 のことを言います。
それでは、具体的にどうすれば良いのか、「叱る」「褒める」の2つのステップに分けて考えます。今回は「叱る」のほうを解説していきます。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら