「笑顔が怖い」心理的安全性を作れない上司の悲哀 「上司ガチャ」「部下を叱れない」可哀想な管理職

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笑顔の社員達
マネージャーは「部下のため」という言葉をいったん横に置き、まずは自分自身が「仕事を楽しむためには」を考え直すことが必要です(写真:metamorworks/PIXTA)

コミュニケーションには、「関係開始」「関係継続」「関係深耕」の3段階しかない。そしてすべての段階には、攻略法がある!

元お笑い芸人の中北朋宏氏は、お笑いを辞めた後、コンサル業界に転職。
そこで「笑いの技術」を活かしたコミュニケーションを使い3年でナンバーワンに。

その後、起業し「お笑い」と「コミュニケ-ション」を掛け合わせた、「コメディケーション」を260社、2万6000人以上に提供しています。

そんな中北氏が「コミュニケーションはこれ1冊で十分」と満を持してまとめたのが『おもしろい人が無意識にしている 神雑談力』です。

本当に必要な人間関係の深め方から、必要のない人間関係の断捨離までを網羅し、発売即重版になるなど話題を呼んでいます。

以下では、その中北氏が「上司の心理的安全性」について解説します。

「上司ガチャ」言われ放題のマネージャー

あなたは「上司ガチャ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。上司ガチャとは、カプセルトイ(ガチャガチャ)のように開けるまで何が出るかわからないということをたとえて作られた言葉です。

おもしろい人が無意識にしている 神雑談力
『おもしろい人が無意識にしている神雑談力』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

つまり、「部下は上司を選べない」という意味を含みます。

あるアンケート結果で「現在もしくは過去に正社員として勤めた企業において今まで上司ガチャに外れたと感じたことはありますか?」という質問に対して、約81%の方が「ある」と答えています。

残念なお知らせではありますが、この日本という国には外れの上司が恐ろしいほど多くいるというわけです。

ちなみに、「ある」と感じた上位3つの理由を紹介すると 「指示がわかりにくく一貫性がない」「高圧的な態度をとる」「すぐ怒るなど感情的になりやすい」 というような当たり前な理由です。

ただ、本当にこれは上司だけの問題なのでしょうか……。

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