今年11月の中間選挙に向かう「アメリカ民主社会主義者(DSA)」の躍進が止まらない。歴史的との見方もある。昨年11月のニューヨーク市長選挙でのゾーラン・マムダニ氏当選が勢いをつけた。大統領選挙の結果を左右する数少ない接戦州の1つで、アメリカ史上初の社会主義者の知事が生まれる可能性も出てきた。
アメリカの選挙は民主・共和2大政党が実質的に仕切るため、政治組織DSAのメンバーは民主党の候補となって選挙に臨んでいる。2016年大統領選挙の民主党候補争いで民主社会主義者を自称するバーニー・サンダース上院議員がヒラリー・クリントン氏と接戦を演じて以来、DSAは急激に存在感を増してきた。
トランプ大統領の登場とサンダース氏の躍進は、冷戦後の2大政党の政策がともに失敗だったことに対する、左右からの大衆の反発だ。だが右からの反発に応えたトランプ政権はイラン戦争などで失態を見せた。それが左からの反発を勢いづかせ、最近のDSAの躍進を招いたとみてよい。
12万人に達した「前衛」
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