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バイデン前大統領をはじめ、議員の高齢化が課題の民主党。世代交代と「怒れる穏健派」への脱皮が問われる

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  • 安井 明彦 みずほリサーチ&テクノロジーズ 調査部長

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2024年、若年層向けイベントに登壇したバイデン前大統領とオカシオコルテス下院議員(写真:Tom Brenner/The New York Times)
アメリカの心臓部で何が起きているのか。専門家が「ワシントンの深層」を分析。【隔週日曜日更新】

米国の民主党が、世代交代に揺れている。焦点は高齢化する議員の交代で、苦境にある党勢の立て直しと裏腹の関係だ。

民主党議員の高齢化を印象づけたのは、5月22日に下院で行われたトランプ減税の延長を含む大型法案の採決だ。同法案は、ほとんどの共和党議員の賛成により、わずか1票差で可決されたが、実は民主党では、会期中に亡くなった3人の高齢議員の議席が空席だった。この3票が反対に回れば計算上は可決を阻止できた可能性があり、高齢の議員を抱えるリスクが浮き彫りになった。

深刻な高齢化問題

近年の民主党は、高齢化の問題に付きまとわれている。昨年の大統領選挙では、当時81歳のバイデン前大統領が道半ばで撤退した。今年5月には、当時のバイデン氏の深刻な衰えと、隠蔽の可能性を暴いた書籍が出版された。2021年には上院で80歳の民主党議員が体調不良で緊急検査。そのまま復帰できなかった場合には、僅差で維持していた多数派の座を失いかねない危機に瀕したこともある。

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