デートを重ねるうちに、一郎さんはだんだんと「結婚する相手は弘子さんのような女性がいいのかもしれない」と思うようになったそうです。
弘子さんは働きながら資格取得の勉強もしていて尊敬できる。しかも、今まで会ったことがない、くらいうまくリードしてくれるので居心地がいい。食事のときはサッとポチ袋に入った5000円を出すといった気遣いと優しさがある。
最終的には、一郎さんから「結婚してこれからも一緒にいてください」とプロポーズをしました。
「リードしてくれない」と怒る女性たち
弘子さんはもともと素直な方。変に高いプライドを持ってカッコつけることもない。婚活において「素直」は大きなポイントです。
「クールダウンしてください」とアドバイスしたときもきちんと受け止めていました。「私はそんなことしていません」と嘘をつく人もいますし、「私に恥をかかせた」「私がよかれと思ったことをアドバイザーに言いつけるなんて最低」と怒る人もいます。
逆に「年上なのに、男なのに、リードしてくれないほうが悪い」と文句を言う人も多い。そういう人は結婚できません。年下であっても女性であっても、どんどんリードしていいのです。
弘子さんは、世の女性たちが抱きがちな「なぜこの私がリードしなきゃいけないの?」という変なプライドを持つことなく、気に入った人に近づきたいという純粋な思いで交際を進めていった。初めはそのストレートなところに一郎さんは驚いてしまいましたが、そのぐらいでなければ進展しなかったと思います。
男性は、外見を変えることにそこまでこだわらない人が多い。例えば白髪があり、私が「すぐに美容院に行きましょう」とアドバイスすると、サッと行ってカラーリングしますし、洋服に難があるときに「スタイリストと一緒に服を買いに行きましょう」と言えば、すぐに行って大変身する。その結果、会社で「かっこいい」と言われて嬉しくなって、いい気分で婚活に励みます。
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