「婚活初デート」でキス迫った50代女性のその後 「リードされまち」女性たちの大いなる勘違い

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逆に女性、特にアラフォー女性は、「ここまで1人で生きてきた」「年収もまあまあ高い」という自信のある方が多いせいか、なかなか自分を変えることが苦手で、「大した男じゃなかったら結婚する必要はない」と考える人が多いようです。

だから、相手の男性に対しても些細なことで「これダメ、あれダメ」と平気でダメ出しする。男性が「健康診断でね……」「血圧がね……」といった話をすると、ドン引きする女性もいます。

自分だって健康診断に行っているのに、男性が言うと「オジサン」と嫌悪するのです。そういう女性は、自分はいつまでも20代と思っているのでしょう。

お姫様気分で「愛されたい」

お見合いやデートもお姫様気分。遠方からお見合いのためにやって来た男性に対しても、「なんで私が、わざわざお店を予約しなきゃいけないの?」とばかりに男性にお店の予約をさせ、そのうえ、自分は近くに住んでいるのに遅刻をしてくるというケースは山ほどあります。アラフォーが一番こうした傾向が強く、「大事にされたい、愛されたい、丁寧に扱われたい」という欲望が増してくるようです。

結婚相談所に対しては「お金を払ってるんだから、満足のいくサポートをしなさいよ」という姿勢で、振られると「あなたたちのやり方が下手だから破談になった」とものすごい剣幕。

こうした傾向が落ち着き、素直になってくるのは50代になってから。その頃になると、「老後に1人ぼっちは寂しい」「夫婦2人で仲よく支え合って生きていきたい」という思いが出てくるのでしょうね。

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植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

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うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

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