「婚活初デート」でキス迫った50代女性のその後 「リードされまち」女性たちの大いなる勘違い

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50代同士の婚活事情とは(写真:Kazpon/PIXTA)
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、奥手の50代男性と、積極的な50代女性の婚活を通して見えた現代的な婚活の潮流について解説します。

30代女性とのお見合いにウンザリ

50代の男性・一郎さん(仮名)は、初婚で奥手。「エスコートの仕方がわからない」「女性の気持ちが理解できない」と、当結婚相談所に入会しました。エスコートの仕方をメインにアドバイスしましたが、奥手のためかなり苦戦していました。

相手に求める条件は、「スリム、または中肉中背」「子どもはいらないという人」、これだけ。年収が1000万円以上あるので、30代女性からのお見合いの申し込みもたくさんありました。

しかし、30代女性はまだチヤホヤされたい人が多い。デートの場所や時間の調整も男性まかせで受け身の人ばかり。そのうえ、デート代を割り勘にする気もありません。男性が全額払っても「ありがとう」と一言言っただけでツンツン歩いて行ってしまう。一郎さんはウンザリしていました。

そんななかで出会ったのが、少し年下の50代の女性・弘子さん(仮名)でした。

弘子さんも初婚です。入会時にプロフィール写真として写りが良くない自撮りを持ってきたので、「この写真ではお見合いを組むのは難しいかもしれません」とアドバイスしたのですが、「この程度でいいですよ」と軽く見ていたようでした。

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