もちろん、子どもの印象がそれほど良くなくとも、親が良いと感じて入学させると、その後、子どもは入って良かったと感じる場合もあるでしょう。ですから、親の考えと、子どもの感性をそれぞれ合わせて、最終的に判断することが重要です。
自分で決めたという事実が大事
親が通うわけでもないのに、親先行型の判断を無理矢理すると、後々、子どもは自分の判断や考えというものを持てず、他者に決断を依存するようになる可能性もあります。
いずれにしても、学校選択は、現状の子どもの成績がどのようであっても、「ここの学校に行きたい!」と強く希望を持つことがまず重要になります。そうすることで、現状の学力との差異を埋める努力をいとわないようになります。
努力はやがて結実するものと思いますが、間違った学校選択をしてしまうと、後々方向修正することが難しくなります。間違っても、偏差値という基準のみで決してはいけないでしょう。
また、単に有名だから、人気だからという理由で選ぶのもよくありません。世の中には、世間的に有名でなくとも、偏差値が決して高くなくとも、素晴らしい学校はあります。そして、そのような学校が、お子さんの能力と才能を開花させる可能性もあるのです。
さまざまな学校情報に囲まれていると思いますが、周囲の情報は参考にする程度にし、どの学校が子どもを伸ばしてくれるだろうかという視点で、主体的に判断していくとよいでしょう。
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