子を伸ばす!運命の学校選び「3つの勘所」 偏差値だけではわからない

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
・整理整頓がされている
特に、教室内とトイレです。教室内の状態は担任の指導の賜物であり、きれいに整っている教室を見ると、生徒指導が日ごろからしっかりしているという印象を持ちます。また、トイレは一番手が回りにくいところであるだけに、その部分まできれいにされているという細やかな指導は、生徒への学習指導も同様に行われていると考えてよいでしょう。

トイレ磨きをすると会社の業績が上がるという話を世間でよく聞きますが、学校でも同様だと私は思っています。

凡事を徹底する大切さ

私はこれまで、公立学校、私立学校、海外の学校問わず、多くの学校見学をしてきましたが、私が感じた素晴らしい学校には、一様にこれらの共通項があったことに驚きました。一事が万事、凡事徹底が大切であるというのは真実なのです。

学校選びでは、教育カリキュラムや学校行事、どのような海外体験や国際交流があるか、進学実績がどの程度であるか、さらには女子であれば制服はどのようなものかなど、学校案内に書いてあることは大切な判断材料になります。

しかし、教育は人が指導する以上、どのような先生が指導しているのか、日々生徒はどのような学校生活を送っているのかという点を見学させていただくと、自分のお子さんにあった学校であるのかどうかわかってくることでしょう。

最後に、3つ目の視点です。それは「子どもの感性も重視する」ということです。

学校見学は、説明会や文化祭以外は難しいと思いますが、そのときに子どもが「この学校でこれから3年、6年と過ごしてみたい」と思うかどうかです。ですから、親の意見もあるでしょうが、子どもの感性を大切にすることも同時に重要です。

次ページ自分で決めたという事実が大事
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事